「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーン
一昨年は「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」でのマイケル・キートンの娘役でアカデミー助演賞候補になったり、長く続いたアンドルー・ガーフィールドとの交際を終えたりと大きな出来事があったせいか、まだ28歳なのにぐんと大人びてしまった「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーン。この日は地味な黒と茶のドレスに濃い目の色の髪もクラシックなスタイルで現れた。
『自分では結構上手に踊れると思っていたのね。ところがレッスンを受けたらそのステップの複雑さ、テンポの速さに、もう足はもつれ、頭は真っ白になってしまって、改めてダンスを綺麗に踊る事がどれ程難しいか嫌という程知りました。それから猛練習をしてライアンともデュエットの練習、ひとりで踊る練習をしながら、おまけに歌も歌わなければならず、画面で見ていると楽しそうでしょうけれども、私はひたすら歯を食いしばる程に必死で、それを見せたら駄目だから、にこにこと笑いながら踊っての苦労の連続だったわ。
グリフィス・パークでのライアンとのダンスシーンは映画のハイライトだから2日間、踊りっぱなし。ライアンの巧みなリードがなければ私はもうしおれた花の様になっていたでしょうね。ライアンは「ミッキーマウス・クラブ」で子供の時から踊っていたから、スタートが違うし、体の中にリズムとステップが染み付いていて、彼は自然に踊れるのよ。
オーディションの場面では、若い頃の自分を思い出して涙ぐんだりもしたわね。母とロスアンジェルスに来て死にそうな程たくさんのオーデイシオンを受けて、嫌になる程大勢のブロンドの女優志願の若い女性達と競ったものだった」
(続きはSCREEN3月号でご覧ください)
Text by Yoko Narita
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