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Interview

トム・ヒドルストン

「ハイ・ライズ」のトム・ヒドルストン

 英国男子ブームのシンボル的な存在となり、今や次の007=ジェームズ・ボンドの筆頭候補に名前が挙がるまでになったトム・ヒドルストン。歌姫テーラー・スウィフトとの熱愛報道もにわかに世間を賑わせているが、そんな“今最もアツイ男”の魅力がふんだんに詰まった新作が8月6日より公開される。
 イギリスのSF作家J・G・バラードの人気小説を映画化した「ハイ・ライズ」は、上階と下階で貧富が二極化している高層マンション(=ハイ・ライズ)を舞台に、住民同士の権力闘争を描く物語。映画の序盤では高級マンション内のセレブの優雅な生活が描かれるが、後半では一転、マンションは内部崩壊し、暴力とセックスに満ちた退廃的な世界に変貌していく。マンションの新たな入居者である医師・ラングを演じるヒドルストンは、あるときは一糸まとわぬ姿になり、あるときはペンキまみれになり、大胆なベッドシーンにも挑んでいる。
――「ハイ・ライズ」の世界であなたはどのような役割をするのでしょうか?
『僕が演じるラングはハイ・ライズに住んでいる医師だ。建物の中で、ちょうど中間層の二五階に暮らしている。彼は人間の行動や脳の構造にとても興味を抱いている。独身で、人生のいろいろな責任から逃れるためにハイ・ライズに引っ越してきた。とても聡明な人で、謎めいていて、洗練された人物だよ。ジャングルに変貌していく建物の中で一匹狼として存在するんだ』
――この映画のどういった部分が出演の決め手になりましたか?
『ベン・ウィートリー監督の作品を見て以来、一緒に仕事することを心から願ってたんだ。「サイトシアーズ/殺人者のための英国観光ガイド」など彼の作品はとても完成度が高く、独特で個性的な映画だ。今回の脚本を読んでさらに感銘を受けたよ。明瞭でおもしろくて、陰気で真実を突いていて、その上挑発的な脚本だと思った。実際の撮影も自分の予想をはるかに超えていて、もっとも充実した経験の一つになったよ。原作者バラードの感性とベンの判断力が絡み合って、驚くほど極端な場面を表現していた。上品で優雅、セクシーでシャレた世界から、粗野で乱暴な錯乱した世界が広がっていく。信頼と自由があふれる撮影現場だったから、キャストもスタッフも可能性の限界まで追求していた。それほど珍しいくらいに自由な現場だったよ』
――作品の中で最も気に入っているシーンは教えてください。
『ラングの部屋のシーンでは僕が子どもの頃からの夢を実現できた。大量のペンキを無茶苦茶にまき散らしながら壁を塗るのが夢だったんだ。すばらしい経験で決して忘れないよ。それとプールの場面が抜群だった。ラングがジェレミー・アイアンズ演じるロイヤルを背負い、プールに入れる。とても難しいことを達成しようとした日で、奇妙な感覚で撮影を迎えたのを覚えているよ。僕は泳いだように髪を濡らして、病人のような顔で並外れた量のアクションをこなした。重要な場面を間違いなくこなせるか心配で緊張したけど、テイクが終わった瞬間に見上げたら、ベンとローリー(撮影監督)の喜びにあふれた顔が見えた』
(続きはSCREEN9月号で御覧下さい)
photo by Alex Kazanegras

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