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Interview

マイケル・ファスベンダー

「マクベス」のマイケル・ファスベンダー

マイケル・ファスベンダーがマクベス役をやることになったのは「SHAME/シェイム」のすぐ後だったというから、もう五年前になる。
『プロデューサーのイーアン(カニンガム)と「SHAME」を一緒にやった後、彼が「マクベス」を映画でやりたいと言い出したんだ。僕は断われなかったよ。シェークスピアを演じる機会を逃すことなんてできない。とても光栄なことなんだ。俳優なら少なくとも一度はやってみるべきだと思う。でも、完全に怖気づいたよ。血も凍るほどね。演劇学校時代に、学期末の発表で演じたことはあるし、シェークスピアの中でも僕のお気に入りなんだけどね。僕は難しい役に挑戦すると言われてるけど、僕がそういう役を探してるというより、そういう役が出てきた時にノーと言えないという感覚なんだよ』
 監督はほぼ無名のオーストラリア出身のジャスティン・カーゼルだが、ファスベンダーは彼の作品を見て圧倒されたという。
『ロンドンでジャスティンの初監督作「スノータウン」(日本未公開)を見た時、圧倒されてしまった。見終わって出る時にはショック状態だったよ。エージェントにその映画の話をしたら、ジャスティンがちょうどロンドンにいることが分かって、彼と会うことになったんだ。話してみて、彼なら僕に何か教えてくれることができる、彼と仕事をしなくっちゃと思ったんだ。それでイーアンとジャスティンが会って話をし、決まったんだ』
 ファスベンダーは、カーゼルのマクベスに対する解釈は現実的で明確だったと言う。
『彼の発想は、マクベスが戦場で心に負った傷とか、現代にも通じるとても具体的なものだったんだ。僕はそんな風に解釈したことはなかったが、でも確かにシェークスピアもそう書いているんだ。ただ、時代が早すぎたんだね。第一次世界大戦の後でさえ、人々にはその症状が何か分からなかったんだ。祝宴のシーンでマクベス夫人が客たちに言う。「心配なさらないで。以前にもこういう発作は見たことがありますから」。それで、そういうことかと分かるんだ。幻覚が出る。あの魔女たちは本物なのか?』
(続きはSCREEN6月号で御覧下さい)
Photo by Alex Kazanegras

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