「レヴェナント:蘇えりし者」のレオナルド・ディカプリオ
第88回アカデミー賞で主演男優賞を受賞したレオナルド・ディカプリオ。これまで数々の主演作品で熱演を見せてきた彼の集大成ともいえる「レヴェナント:蘇えりし者」の鬼気迫る演技は、オスカーに相応しい偉大な成果。この自信作について、絶好調のレオが熱く語ってくれた。
『僕がこの映画に興味を持ったのは、何といってもアレハンドロと仕事ができるということだった。アレハンドロは明確なビジョンを持ち、詩的で存在感ある大作を撮ることができる稀有な監督だ。このヒュー・グラスの物語は例えればみんなでキャンプファイヤーを囲んだ時に語られるような民話的な伝説だが、アレハンドロはこの未開のアメリカの過酷といえる大自然の中を旅する男の話を使って、もっと深いものを探求しているのが分かる。人が度重なる障害に直面することの意味は何か? 人間が持つ忍耐力や耐え抜いた後に何が起きるか? というようなことだ』
またレオはヒュー・グラスという人物にも大きな興味を持った。
『アメリカ人のグラスは、生き延びることを第一とするサバイバーで、毛皮ハンターだ。その彼が熊に襲われて重傷を負い、息子も殺されて、過酷な大自然を勘に頼って未開地を何百マイルも旅し続ける。この映画が彼の生き様を通して描くテーマは、生き抜こうとする人間の精神、人間と自然の関係だと思う。とてもパワフルなテーマだ。これまで僕は多くの言葉で考えを伝えるいろんなキャラクターを演じてきたが、グラスのような寡黙な役はこれまでとまったく演じ方が違う、ユニークなチャレンジになった。僕が追及したものは、人間の生き延びようとする本能の一番奥にあるものを見つけることだった。困難だったけれど、やりがいはあったよ』
グラスという人物について、監督とかなり詳しく話し合ったという。
『この人物はたったひとつの考えと動機を常に持ち続け、セリフは感情的なものが多かった。アレハンドロとはグラスが体験したことを脚本を検討しながら、かなり詳細に詰めあったんだ』
(続きはSCREEN5月号で御覧下さい)
photo by Alex Kazanegras
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