「幸せをつかむ歌」のメリル・ストリープ
エレキギターをかき鳴らし、シャウトするメリル・ストリープ! 60代の彼女がそんな役に挑戦するなんて、誰が想像しただろうか。しかしこれが見事にはまり役なのだ。若い頃に家庭を捨て音楽に賭けたが、夢破れてしがない場末の店で歌うリッキーが、新作「幸せをつかむ歌」のメリルの演じる役どころだ。
『人間は皆、自分が犯してきた間違いを受け入れて生きていかなければならないの。リッキーは,子供たちがもっと自分のことを好きになってくれたらいいのに、もっと自分を理解してくれたいいのに、と思っているんじゃないかしら。それは後悔でもあるのよ。彼女は自分のしてきたことをちゃんと認識しているの。リッキーは“今”を生きている。こうだ、と思ったら衝動的に行動するの。周りの人から、こうするべきだと思われている通りに行動しない人間を演じるとホッとするわ。彼女は「私はこういう人間なの。それはどうしようもないこと」って言ってるのよ』
娘ジュリーの自殺騒ぎから、かつての夫に呼ばれてロサンジェルスからインディアナポリスへ行くリッキーだが、娘の役を演じているのはメリルの実娘メーミー・ガマーだ。 『メーミーは三歳、いえ、もしかしたら生後三か月の時から、とてもドラマチックな子だったの。徹底的にやる彼女の姿勢は素晴らしいと思う。ハリウッドで、私のような名の知れた母親の子供としてこの業界に入るのは大変なことよ。でも、子供って両親に対して独特のビジョンを持っていて、親を崇め奉ったりしないのね。だから娘にとっては、私に対して腹を立てたり、怒りを表現することは、別に大変なことではなかったの』 さて、やはり気になるのは実際に演奏しているというメリルのギターの腕前だろう。 『まずニューヨークでアコースティックギターの弾き方を教わって、約一か月経った頃にエレキギターの練習を始めたの。それからはほぼ毎日、有名なセッション・プレーヤーのニール・シトロンに指導してもらったの』
(続きはSCREEN4月号で御覧下さい)
photo by Alex Kazanegras
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