「ブラック・スキャンダル」のジョニー・デップ
「ブラック・スキャンダル」の主人公、ジミー“ホワイティー”バルジャーを激演したジョニー・デップは久しぶりのシリアス・ドラマを完璧な迄に仕上げただけに満足そうな表情で役作りなどについて答えてくれた。
『この役に魅力を感じたのはジミーと言う人間が色々な点で人間性を覗かせていたから。単なる暴力的な悪漢だったら面白くないが、彼は家族をもの凄く大事にするだろう。老いた母親を一生懸命世話しているし、弟に忠誠を誓って彼の為なら命をかける決心をしているし、妙に繊細で思いやりが深い面を色々な所で見せている。兄弟が全く異なる方向に進みながらも、お互いの生き方を理解して、どこか根強くつながっている当たりにもジミーの義侠心の様なものを見たからね。勿論彼のビジネスを進めるには冷たい心が必要だ。その冷酷で非情な面と暖かさをどういうバランスで、どのように見せるかに凄く興味を覚えたのだよ。
僕自身にも悪人の要素があるのを昔発見した。その悪さを受け入れて、それと友達になって、僕はやり過ごして来た。ジミーはおそらく鏡を見ては「今日はどの悪さを使ってみるか」などと考えたりするのかもしれない。暴力は彼のビジネスの主要部分だからね。彼の日常の言葉になっていると僕は考えたんだ』
グラスに入った琥珀色の液体をすすりながら、ジョニーはしみじみと話を続ける。
『ドニー・ブラスコの役と比較されるけれど当時の僕にとってドニーは完璧に年齢と経験が調和した役だった。あの時マフィアとFBIの連中は同じ穴のムジナだと悟ったんだ。異なるのは仕事のやり方が違うだけだとね』
(続きはSCREEN3月号で御覧下さい)
photo by Alex Kazanegras
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