ＮＨＫ総合での放映時から評判を呼び、現在ＤＶＤが好評リリース中のスペイン・ドラマ「情熱のシーラ」。その美しさに多くの人が心奪われた主演女優アドリアーナ・ウガルテが10月７日に来日した。スペインでは国民的大ヒットとなったこのドラマだが、本国の視聴者からはどのようなところを評価されたのだろうか？
『ヒロインのシーラに降りかかる悲劇や困難、けれどもそれに負けずに立ち向かう彼女の強さが素晴らしい、という声が多かったわ。それと同時に、映像、衣装、音楽といった作品のクオリティーも、映画級の質の高さだと評価してくれたわ』
　舞台となるのは、人民戦線と国民戦線が争った１９３０年代のスペイン内戦期。
『この戦いについては、自国でも多くの映画や演劇で描かれてきたわ。でも、このドラマのような視点で女性を主人公にした作品は珍しいと思う。動乱の中で、貧しい女性がクラスアップしていくというストーリーもドラマチックよね』
　そんなドラマチックな展開の一方、ほぼオールロケによるマドリードやモロッコの美しい風景や建造物に目を奪われる。
『人も建物も車とかの道具も、撮影場所のすべてを30年代のものにしたから、とんでもない手間と時間がかかったわ。でもそれがドラマに奥行きを与えてくれた。特にモロッコは、さまざまな場所で撮影できたから素晴らしい映像になったわ』
（続きはＳＣＲＥＥＮ12月号で御覧下さい）
「情熱のシーラ」DVD BOX1（発売中）、DVD BOX2（10月23日発売）NHKエンタープライズ
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