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Interview

ジュリアン・ムーア

「アリスのままで」のジュリアン・ムーア

 名女優といわれながら、なかなかアカデミー賞を受賞できずにいたジュリアン・ムーアがようやく主演女優賞のオスカー像を手にすることができた作品が「アリスのままで」(6月27日公開)。ここで彼女が挑んだ役柄とは、有能な言語学学者でありながら、わずか50歳で若年性アルツハイマー病にかかってしまう女性。三人の子供の母でもあり、妻でもあり、大学教授でもあるアリスが、やがて全ての記憶を失ってしまう不治の病に向き合う時の葛藤をどう演じたのだろうか?
『私自身もアルツハイマー病について最初はほとんど知識がなかったの。なので役作りのためにいろんな人に会って、病気のことを聞いたり、観察したりしたわ。撮影がはじまる段階でもまだリサーチの途中だった。これまでこの病気の映画は、介護する側や家族の目で描いたものが多かった気がするけれど、これは患者自身の視点で描かれるの。その心の旅を演じるのに、完全に理解していない状況で演じるのは怖かった。とにかく実際の患者さんや、病院のスタッフ、研究者などできる限りの人に会って聞いたことを基に演じるしかなかったの。逆に言えば、これまで周囲にアルツハイマー病の知人がいなかった私はラッキーということね。出会った患者さんの中で一番親しくなったのは四五歳で発症したサンディーという女性で、スカイプを通じてお話ししたのだけれど、私と同じ赤毛で「私に似てる!」って思ったわ。撮影現場にも来てもらってみんなに「彼女が私のアドバイザーよ」って紹介したの。誰も彼女が患者だと気づかないほどで、それはサンディーがとても努力をしているからなのよ』
 アリスを演じてみて、分かったことは何だろうか。
『否定する人もいるけれど、この病気は進行してもその人のパーソナリティーは残るの。そういう患者さんも私は見たわ。また多くの患者さんは仕事を辞めなくてはいけなくなり、友人とも距離が出来て、どこにも行けず孤独を感じてしまう。でもアリスには娘のリディア(クリステン・スチュアートが演じる)という贈りものがいたのよ』
(続きはSCREEN8月号で御覧下さい)
photo by Alex Kazanegras

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