「ハンガー・ゲーム」のジェニファー・ローレンス
「ハンガー・ゲームFINALレジスタンス」(6月5日公開)の会見は寒い雨のロンドンで行われ、主演のジェニファー・ローレンスは又もや風邪気味という状態で、しかし、何時ものように、きっぱりと義務感に溢れた表情で現れた。
『世界中の若い女の子のお手本と言う立場は誇らしいけれど、同時にとってもストレスにもなるのよ。大好きな女優業だから、これからもずっと続けてベストをつくすけれど,私のちょっとしたへまや不用意に喋った言葉の揚げ足を取って、傲慢になっただの、不謹慎だのといちいち批判されていると何も喋れなくなるし、自由奔放な行動が取れなくなってしまう。それって、若さの貴重な体験でしょう。今の世の中はとてつもなく不公平で、バランスが取れていない。保護された環境にいる私さえ、アメリカの問題が痛感される。私の個人的なスペースが荒らされるのも人々の常識や品性が失われたからじゃないかしら』
ジュリアン・ムーアと組んで体制に反抗するストーリーに付いては、
『ジュリアンは人間的にももの凄く公平な考え方を持っていて、社会で差別を受けている人たちに何時も助けの手を差し伸べているし、忙しいスケジュールにも関わらず、社会活動に積極的に参加しているのね。そういう大先輩を目の当たりにし、映画の中でもジュリアンと一緒に社会の平等を進める為の戦いをするのは嬉しかった。カットニスは家族と離れ、自分さえ把握出来ない状況から、徐々に意識を取り戻して、成長して行くでしょう。私自身も彼女と一緒に成長しているみたいで、決意に溢れた一人前の女性になるのが楽しみ。それでも相変わらず、動作がしまらなくて、すぐにつまづいたり、大道具に当たったりするのよ。新しく入って来たサム・クラフリンは元プロのスポーツマン(サッカーの選手だった)というのに私よりおっちょこちょいなの。カスター役のウェス・チャタムと来たらもの凄く不器用で、セットの大道具を片っ端から壊してしまうのだから! あんなに駄目な人は初めてで、私としては凄く優越感を感じたりして助かったけれど(笑)』
とまともな答えがだんだんずっこけて来るところがジェニファーの楽しくて、魅力的なパーソナリティーなのである。
『上手に泣くって言われるけれど、子供の頃から嘘泣きが得意だったのよ。そして、現実的にはあまり泣かないの』
(続きはSCREEN7月号で御覧下さい)
Text by Yoko Narita
photo by Alex Kazanegras
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