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Interview

ベン・ウィショー

「追憶と、踊りながら」のベン・ウィショー

現在公開中の「追憶と、踊りながら」でベン・ウィショーが演じているのは、恋人を事故で失ったゲイのイギリス人青年。自身も同性婚をしているだけに、ウィショーにとってはまさにうってつけの役と言えるだろう。
『この映画の脚本を初めて読んだのは、2012年の夏、オーストラリアにいる時だった。誰が書いたのかも、誰が送ってきたのかも知らずに読み始めたんだけど、この物語はずっと僕の心の中に残った。素晴らしく美しい物語だし、何よりストーリーの驚くほどの誠実さに胸を打たれたんだ。だから、監督のホン(カウ)と会う前から、この映画にぜひ出たいと思っていたんだよ。もちろん彼に会ったらとてもラブリーな人物だったけどね』
 ウィショー演じるリチャードは、一人淋しく介護ホームで暮らす恋人だったカイの母親ジュンを訪ねていくが、彼女はカンボジア系中国人で言葉が通じない。せっかく会ってカイのことを語り合おうと思っても、通訳を介さなければ日常的な会話すら出来ない。
『僕はこの映画を本当に愛してる。会話にいつも通訳が入ってきて、それで理解が深まることもあれば、反対に言葉を呑み込んでしまうこともある。ここには、とても強い緊張感もあれば、喜劇的な要素もあると思う。だからこの映画では、コミュニケーションにおいて何が起きて、何が会話の中で語られていないのかといった、とても小さなディテールや小さな瞬間を演じるのが、本当に喜びだった』
 リチャードとジュンは、共に恋人と息子という最も愛する人を失ったという共通点があり、互いにカイのことを追憶する中で悲しみを克服し、乗り越えていこうとする。
『悲しみという要素は、リチャードとジュンを結びつけたものでもありながら、同時に二人を分かつものでもあると思う。二人の交流には、とても複雑な感情が渦巻いているんだ。でも僕は、この映画が最期に観客に聞かせてくれる音色は、きっと希望とか癒しなんだろうと思ってる』
(続きはSCREEN6月号で御覧下さい)
Photo by Alex Kazanegras

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