「チャッピー」のヒュー・ジャックマン
5月23日から日本でも公開されるAI人工知能を搭載されたロボットをめぐるニール・ブロムカンプ監督最新作「チャッピー」で、主人公ディオンの同僚ながら、彼の成功に嫉妬し、自ら作り上げた大型ロボット“ムース”がお蔵入りになることに不満を持つエンジニア、ヴィンセントを演じているヒュー・ジャックマンは、ブロムカンプ監督の「第9地区」がお気に入りだったという。
『まずニールと一緒に仕事ができると聞いてすごくうれしかった。しかもストーリーを聞いたら、これも興味深い内容だった。僕たちはいまテクノロジーが高度に発達し、これからどんな未来が待っているのか誰にもわからないような歴史の重大な転換地点にいると思う。技術の進歩に対する規制や議論がほとんどされていないことを考えると、この映画は重要なことを提示していると感じたんだ』
ヴィンセントはいつものヒューが演じるような男と違うタイプだが、彼はどういう人物だと考えて演じたのだろう。
『ヴィンセントは人工知能に対して反対の立場を取っている。それが人間の手に負えない状況を生み出すと考えているんだ。そして自分がオフィスの中でみんなから好かれていると勘違いしているようなタイプだね(笑)。本当は才能ある若手にどんどん追い越されて、隅っこに追いやられ、笑い者になっているのにね。でも自分が不要の存在になることを認められないから、負けず嫌いの彼はとんでもないこともしでかすんだよ』
シャールト・コプリー、デーヴ・パテル、シガーニー・ウィーヴァーと、多彩な共演者との仕事はどうだっただろう。
『シャールトはグレーのスーツを着てチャッピーを演じていた。モーションキャプチャーには必要のないところまできちんと演じないと気が済まないという俳優だ。ギャングの真似をするところではそういうファッションでわざわざ演じたりね。デーヴとは初めて会ったんだけど、あんなに楽しそうに現場に現われる俳優は見たことがないくらい元気なんだ。彼に敵意を持つ役だけど、彼と共演は楽しかった。シガーニーはレジェンド的な女優だけど、すごく分別のあるいい人なんだ』
(続きはSCREEN6月号で御覧下さい)
photo by Alex Kazanegras
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