「ラブストーリーズ」のジェームズ・マカヴォイ
先ごろ行なわれたBAFTAスコットランド・アワード2014では、「フィルス」で主演男優賞を受賞。ますます波に乗っているジェームズ・マカヴォイは、続いて一風変わったロマンスに挑戦した。それがこの2月に日本公開が決まった「ラブストーリーズ」だ。ニューヨークで暮らすひと組のカップルの別離から再生までの過程を、男の視点から描く「コナーの涙」、女の視点から描く「エリナーの愛情」の二編からなる一つの愛の物語。監督・脚本は新人のネッド・ベンスンで、野心的な方法で描かれる男女の異なる愛の見つめ方は、見終わった時に誰かと話し合いたくなりそうだ。
『僕もこれまで新人監督とはたくさん仕事をしてきたけれど、ネッド(ベンスン)のように一つのプロジェクトに長く取り組んでいる監督は特別だね。それと脚本も監督が書いている場合、その脚本を読んで並外れたものを書いていると思えたら、その監督は優秀だという可能性が高い。文章はその人の考え方やシーンの見方を直接表わしているはずだから。でも実を言うと、僕は最初この映画で二作品も作ろうとしていることをよくわかっていなかったんだ(笑)。出演するという返事をして、リハーサルの初日に椅子に座って、テーブルに置かれた分厚い脚本を前に「ちくしょう!」って思ったよね(笑)』
マカヴォイが言うには「コナーの涙」を撮ってからしばらくして「エリナーの愛情」があることを知ったという。赤ちゃんができるという設定が当時の自分の状況に近すぎて、一度は断ったが、ジョエル・エドガートンに回ったはずの役が、どういうわけか二年後に自分のところに戻ってきて、その時は自分も父親になって二年経っていたから、『もう大丈夫』と思って引き受けたのだという。
『コナーを演じるのは僕にとって喜びだった。登場人物はみんなとても悲しい出来事を体験するのだけど、キャストが素晴らしくて、演じるのは楽しかったんだ。僕は元来、ちょっと混乱した人物を演じる方が楽しめるんだよね。「フィルス」のブルースもそう。僕自身わからないこともあるけど、苦悩の中にいる人演じることが楽しいんだ』
(続きがSCREEN3月号で御覧下さい)
photo by Alex Kazanegras
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