「ホビット 決戦のとき」のマーティン・フリーマン
「ホビット 決戦のとき」(12月13日公開)で最後を飾る三部作で主人公となるビルボ・バギンズを演じ切ったマーティン・フリーマン。こういう撮影は彼にとって特別なものだったと述懐する。
『最初にニュージーランドに行ったのは2011年の1月だった。あっという間に終わってしまったとは思わない。通常の映画の撮影だったら、その間に四〜五本も映画が作れたくらいだからね。でもこうしたヒット作に出る方が駄作に出るより良いに決まっている。デメリットもあるのは覚悟していたけど。もちろん「ロード・オブ・ザ・リング」は見事な作品で、ピーター(ジャクスン)も大好きだから、これは一生に一度の機会と感じたのだけれど、それが僕の愛する様々なものたちと長期間にわたって離れてしまうことにも繋がるわけだ。でもビルボのような役は二度と舞い込んでこないだろうし、先のことが見えないというリスクも僕は好きなんだ。だから安定した仕事をしていないんだよ(笑)』
その間に「SHERLOCK/シャーロック」という大人気ドラマにも出ていたマーティン。どのように仕事のバランスを取るのだろう。
『バランスを取るというのはある意味難しいことだったかもしれない。そうしたことが及ぼす影響についてあまり考えすぎてしまうと、自分をがんじがらめにしてしまうことになりかねない。「郵便局に行くたびに最低五人に冷やかしの言葉をかけられる」なんて知っていたら、この役を演じていなかったかもしれない(笑)。「SHERLOCK」の撮影中に「FARGO/ファーゴ」の脚本が届いたんだけど、これも読んでみたら途中で、「これはやらないわけにはいかない」と思えたんだ。妻(と彼は言った。アマンダ・アビントンのこと)にも電話したら「やるしかないでしょう」と言ってくれたし、10エピソードでおしまいと聞いて躊躇することなく決めたんだよ。自分のことを映画スターだなんて決めつけていないし、今は英国でもアメリカでも北欧でも、脚本が一番いいのはTVだと言うしね』
そんなマーティンが演じる時のポリシーは自分自身のオリジナル演技ということらしい。
『「FARGO」に出るからといって、映画版のウィリアム・H・メーシーの演技を参考にはしていない。彼は素晴らしい俳優だけど、僕は僕で自分のスタイルで演じなければならない。だから「ロード・オブ・ザ・リング」のビルボを演じたイーアン(ホルム)も素晴らしいけど、彼がやったことをそのまま模倣するのは無意味だ。僕は僕なりのバージョンでビルボをやるしかない』
(続きはSCREEN1月号で御覧下さい)
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