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Interview

ブラッド・ピット

「フューリー」のブラッド・ピット

今回、ブラッド・ピットは「フューリー」(11月28日公開)で主演と共に製作も兼任している。
『プロデューサーとしてはそれほど重要な役割は果たしていないよ。なんといっても役作りが大変だったからね。演技に専念する必要があったんだ。撮影に入る前にブートキャンプに行ったんだが、こういった映画を作る場合に俳優が体験できる特権だと思ったね。いかに自分の心身に影響を与えるかは驚くほどだった。失敗もあれば苦労もあるが、それによって絆が生まれるんだ。父親として子供を育てるのに役立つことも多く学べた。キャンプの後では、僕ら全員団結し、心構えもでき、達成感も感じた。それがスクリーンに滲み出てると思うよ。開眼させられる体験だった』
 ピットは今回の監督デーヴィッド・エアーとは初のコンビとなる。
『僕は昔からデーヴィッドの作品が好きだった。自分がまだ到達していない領域があるし、この監督なら自分が何か学べると思ったんだよ。僕にとってそれは一番大事なことなんだ。デーヴィッドは驚くべき人生を送っていて、原子力潜水艦に乗っていたこともある。彼は幅広い知識と軍人に対する敬意を持っているんだ。彼との仕事は貴重な体験になったと言えるだろうね』
 ピット演じるウォーダディーは戦車のベテランの車長だが、戦闘で長い間一緒だった仲間を失い、戦闘経験もない新人が加わる。
『隊員たちはこの戦車で飲み食いし、喧嘩をし、狭い戦車内でまるで家族のように共同生活を送っている。戦車の中でそれぞれの居場所を確保し、チームワークができあがっているんだ。そんなところに新米が入り込んでくる。これは戦争の末期では珍しいことではなかったんだが、この新米は戦車どころか戦場の経験すらなく、仲間たちにとっては脅威となる。彼が少しでも失敗すれば皆の命が危険にさらされるんだ。この新米は無垢で理想に燃えるヒューマニストで、故郷でならそういう価値観は大事にされるが、戦場では通用しない。だからウォーダディーは彼の無垢を剥ぎ取り戦場の狂気に備えさせなければならない。考える前に行動できるようにしなければならないんだ。つまり、かなり短期間で子供を大人へと育てなければならない。でもこれはウォーダディーにとっても難しいことだ』
 主演者であり年長者でもあるピットは、現場ではリーダーシップを発揮したようだ。
『僕はもともと寡黙な方なんだが、五人で戦車に放り込まれると率先して率直なコミュニケーションを図らなければならないと感じた。現場の雰囲気作りは自分の責任だと思って取り組んだんだ』 
(続きはSCREEN1月号をご覧下さい)
photo by Alex Kazanegras

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