英国の華麗なる貴族一族とその使用人たちの間に渦巻く愛憎と野望を描く大ヒットＴＶシリーズ「ダウントン・アビー」。このドラマで、入婿候補の美形青年を演じ人気爆発したダン・スティーヴンズが初主演を果たした映画が「ザ・ゲスト」（11月8日公開）だ。彼が演じるのは、イラク戦争から帰還したという謎の美青年。「ダウントン・アビー」のマシュー役とは180度違うキャラクターで、本格的なアクションを披露している。
『これまでとは違うことをやりたいと思っていたんだ。そんな時に監督のアダム・ウィンガードから脚本が送られてきて、僕が子供の頃に見ていた思いきりエンターテーンメントな作品を思い出した。「ターミネーター」とかジョン・カーペンターの映画なんかをね。それで監督に会ったら、二人とも「ゴーストハンターズ」が大好きだと分かって意気投合さ』
　完成した映画を見てどうでしたか？
『今年の初めにサンダンス映画祭で観客と一緒に見たんだけど、みんながすごく楽しんでいるのを見てとても感激した。この映画には、ちょっとひねったセンスのユーモアがあって、それをわかってくれたのが本当に嬉しかったんだ』
　役作りに当たっていくつかの映画を見直したそうですが、どんな作品を？
『まずは「ゴーストハンターズ」（笑）。それから「ｉｆもしも…」、これは非常に美しいアナーキーなセンスがある映画だから。「キル・ビル」のウーマ・サーマンも参考にした。実は僕、この映画をもう八回くらい見てるんだよね（笑）』（続きはＳＣＲＥＥＮ12月号でご覧ください）
photo by Alex Kazanegras