「イコライザー」のデンゼル・ワシントン
最近ではアカデミー賞主演男優賞候補となった「フライト」での好演が記憶に新しいハリウッドのトップスター、デンゼル・ワシントン。そんな彼の最新主演作がサスペンス・アクション「イコライザー」(10月25日公開)だ。
『かれこれ二〇年来のつきあいになるプロデューサーのトッド・ブラックが、僕のために企画を用意していると言ってね。やがて脚本が送られてきて読んだら、これが驚くほど素晴らしかった。読み終えるとすぐ彼に電話をしたよ。「やあトッド、いつからスタートする?」ってね』
監督はアントワン・フークワ。ワシントンにオスカーをもたらした「トレーニング デイ」でも組んだ盟友だ。
『映画で大切なのはコラボレーションだ。クランクインして三日目に「一体自分はここで何をしているんだろう?」なんて考えてしまう状況はゴメンだからね。その点、今回は最高だった。エゴとエゴのぶつかり合いのような、頭痛の種になることは一切なかったからね。でも肉体的にはハードだったよ。撮影は朝から晩まで長時間だったし、夜間撮影やファイトシーンもたくさんあった。確かに大変なものだったけど、やりがいはあったよ』
本作で彼が演じるのは、元特殊部隊員だった過去を隠して静かに暮らしている男。もうすぐ六〇歳になるワシントンだが、アクションシーンでのシャープな動きはそんな年齢をまったく感じさせない
『アクションは楽しいよ。僕は二〇年間ボクシングを続けているんだ。今回もマーシャルアーツの専門家と一緒に、何か月も前からリハーサルを重ねて準備は万端だった。最初から僕は「何も考えていない男たちが、やみくもに走り回って銃を撃ち合うような映画にはしたくない」と言っていた。だからアクションシーンであっても、主人公の個性を表わすちょっとした動きを挟み込んでいったんだ。大半はカットされてしまったけど(笑)』
過去を封印し孤独に生きる主人公は、強迫性障害と不眠症に苦しめられている。
『強迫性障害という要素を加えたのは僕だ。銃を撃って敵を殺すだけじゃない、多面的なキャラクターにしたかったからね。強迫性障害というのは人によって違った症状が出る。手を洗わなければ気が済まない人もいれば、特定の行動を特定の回数だけくり返さないと済まない人もいる。この主人公の地図のたたみ方やティーバッグの入れ方も強迫行動の一部だ』
(続きはSCREEN11月号をご覧下さい)
Photo by Alex Kazanegras
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