「ラスト・ベガス」の4大ベテラン・アクター
かつてなら想像もできなかったような組み合わせで贈る楽しいドラマが誕生した。子供時代からの仲良し四人組がラスベガスを舞台に展開する大人の友情物語「ラスト・ベガス」(5月24日公開)だ。
モーガン・フリーマン(以下MF)『僕の演じるアーチーは、一度卒中を起こしたので、息子が何もさせてくれず、家に縛り付けられた状態。子供に何もかも管理され出した親は反抗するもんだろう?(笑)アーチーは家を抜け出して、友人たちと久々の自由をラスベガスで楽しもうとするんだ』
ロバート・デニーロ(以下RD)『僕の演じるパディは(妻を亡くして)落ち込んでいて、家を出たがらない臆病な男だ。でも仲間たちはパディをだましてベガスまで来るように説得する。そこでしばらく仲違いしていたビリーに再会するんだ』
マイケル・ダグラス(以下MD)『そのビリーを演じるのが僕だけど、彼はチャーミングで女性の扱いが上手く、弁護士としても成功している。これまで特に結婚する必要性を感じていなかったんだけど、事務所のパートナーが死んで、自分もいつか死ぬことを悟ったから恋人にプロポーズするんだ』
ケヴィン・クライン(以下KK)『僕は早期引退してフロリダで隠居生活していたサムを演じている。妻との関係がマンネリ化しているんで、彼はちょっと若返りたいと思って、妻の赦しを得てフロリダで羽を伸ばすんだけど、逆に夫婦関係の大切さを知るんだね』
みなさん長いキャリアなのに共演したことがなかったのは何故でしょう。
MD『もちろんずっと共演したいと思っていたけど機会がなかったんだ。僕にとってはご褒美のような体験だった。みんなと凄く親しくなれたし、撮影も楽しかった』
MF『いいくじに当たった気分だね。これまで実際に共演したことがないというのは改めて驚きだった』
RD『ある意味、全くの他人と共演している気がしなかったね』
KK『自分が長年尊敬してきた俳優たちと共演できるだけでワクワクした。いい俳優と演じると自分の演技も良くなるからね』
(続きはSCREEN7月号で御覧下さい)
photo by Alex Kazanegras