「ブルージャスミン」のケート・ブランシェット
今年のアカデミー賞授与式で、「ブルージャスミン」(5月10日公開)で主演女優賞を受賞した時、まるで初めて(助演女優賞を一度受賞済み)のことのように、大喜びしていたケート・ブランシェット。彼女ほどの名女優でもウッディー・アレン監督からのオファーは特別なもののようだ。
『ウッディーは才能ある脚本家で、偉大な劇作家、同時に偉大なコメディアンでもあるわ。もう最初からオファーは受けると決めていたの。実際脚本を読んだら、ストーリー構成も素晴らしかったし。あとはこのジャスミンという役の人物像を忠実に描写するだけだったのよ。彼はもしかしたら、私が舞台で「欲望という名の電車」でブランチを演じるのを見たのかもしれないわね。ブランチとジャスミンの設定はとても似ているの。結末は違うものになっているけれどね』
たしかにジャスミンはブランチを彷彿とさせる女性だが、もっと現代的な人物でもある。
『ジャスミンの体験と現代人には多くの共通する点があると思うわ。すべてを失った人、本人が思うほど多くを持っていない人とか、私自身、ここ最近ずっと現代人に感じていたことがこの映画の今日的な風景の中に見て取れると思う。社会的、モラル的な意味でね。ウッディーは万国共通に今日的と思えるものに踏み込んでいく映画を作る能力に長けている作家だと思うの。彼がここで関心を示していることは、人間は人生の中でいつか現実と妄想のどちらかを選択する状況に直面することになるという事実だと思うわ』
(続きはSCREEN6月号で御覧下さい)
Photo by Alex Kazanegras
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