「プリズナーズ」のヒュー・ジャックマン
ヒュー・ジャックマンが今回扮したのは、娘を誘拐され、法を犯してでも犯人を見つけ出そうと奮闘する独立心の強い男だった。
『僕の演じたケラーという男はあらゆる面で非常に自立している。多くのことを自分でやろうとして、他人の助けをあてにしないんだ。誰にも頼らない。そんな彼にとって家族は何よりも大切で、守るべき存在なんだ。さらに彼は信仰心の厚い人間で、神の教えは絶対だと信じている。だから彼は自分自身の感情を常に自制して生きてきた。これまで演じたことのない役で、僕にとって大きな挑戦だった』
カナダ人監督のドゥニ・ヴィルヌーヴにとって、これがハリウッド映画デビュー作だ。
『ドゥニはすばらしい監督だよ。彼は役者や現場のスタッフを全面的に信頼して、いいものを作り出す環境を整えてくれるんだ。みんなが仕事に集中できるように導いてくれる。英語が母国語じゃないのに、凄い人だよ。ドゥニは養生人物が善と悪の間で悩む複雑な展開が好きなんだ。彼は常に僕を駆り立ててくれたよ。あるシーンで全力を出し切って「やった!」と思った時、「もっとできるだろう」とドゥニに言われた。「限界だ」と返したんだが、「いや、もっとできるはずだ」と挑発された。こういったサスペンスには最適の監督だ』
ジェーク・ギレンホール、ポール・デーノと共演者にも曲者がそろっている。
『ジェークとは以前から友人だ。よく一緒に過ごしたりしてるよ。今回の共演シーンは少なかったけど、どれも極めて重要なシーンだった。二人の登場人物が別々に同じゴールに向かってる感じで、その二人が交わるところの撮影が楽しかった。彼との共演はテニスの試合みたいで面白い。彼は脚本に書いてある以上のすばらしい役作りをしてるね。ポールとのシーンはつらかったけど、彼のおかげでやり通せたと思ってる。彼は現場に来るとすぐ姿を消して、あまり他の役者と交わろうとしなかった。役柄がああだから、その方がよかったんだろう』
(続きはSCREEN6月号で御覧下さい)
Photo by Alex Kazanegras
クリス・プラット
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」のクリス・プラット
エラ・バレンタイン
「赤毛のアン」のエラ・バレンタイン
ヴィン・ディーゼル
「ワイルド・スピード ICE BREAK」のヴィン・ディーゼル
エマ・ワトソン
「美女と野獣」のエマ・ワトソン
スカーレット・ヨハンソン
「ゴースト・イン・ザ・シェル」のスカーレット・ヨハンソン
ナタリー・ポートマン
「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」のナタリー・ポートマン
トム・ヒドルストン
「キングコング:髑髏島の巨神」のトム・ヒドルストン
ライアン・ゴスリング
「ラ・ラ・ランド」のライアン・ゴスリング
エマ・ストーン
「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーン
エヴァ・グリーン
「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」のエヴァ・グリーン