「エージェント:ライアン」のクリス・パイン
トム・クランシーの作り出したCIAエージェント、ジャック・ライアンを映画で演じるのはこの「エージェント:ライアン」(2月15日公開)のクリス・パインが四人目になる。
『ジャックという役に入り込んで、彼らとは違うものを加えることでこの役を自分のものにしてるんだと思う。子供の頃からハリスン・フォードやアレック・ボールドウィンの作品を見て楽しんできたし、スパイ映画も大好き。ハリスンは生来の謙虚さがあって、それが彼の仕事のすべてに表われていると思う。アレックの場合はシャープさ、鋭敏さが最高。今回、監督のケネス(ブラナー)と話したのは、映画の中では死や暴力がたくさん描かれているのに、そこに関心を向ける作品はほとんどないという点だった。悪役が死んだことは分かる。でもその悪人にも妻や子供がいたかもしれない。悪役の背景が何も分からないと言ったんだ。そうした側面を見せれば面白いんじゃないかと。平凡な男が人の死を見た時、自分が殺さなければならなくなった時、どんな反応をするのか。そういった面が描かれるのはこのジャンルの映画ではとても珍しい。そういったヒューマンな面が気に入ったね』
撮影に入る前、ブラナーはパインに実際のスパイの活動を試してみたようだ。
『ロンドンのアメリカ大使館に行って、そこで監視されながらメモリースティックを回収させられたんだ。失敗しちゃったけどね。でもちょっとはスパイの気分を味わえたよ。この時は大使館のセキュリティーチームが協力してくれたんだけど、そのチーフと話すこともできた。彼は元CIAで、ベイルートで活動した時のこととかを話してくれた。話の内容も面白かったけど、彼の発するエネルギーには圧倒されたね。そういう人と会えたことは、役を演じる上でとても参考になったよ』
ブラナー監督は悪役として出演もしている。
『監督が俳優でもあることは利点だと思う。俳優がどんなことを経験しているかを理解してるからね。コミュニケーションがとりやすいんだ。彼は自分がそのシーンで求めているものを僕に理解させるために、どういうふうに言うべきか分かってるんだ』
(続きはSCREEN3月号で御覧下さい)
Photo by Alex Kazanegras
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