「悪の法則」のマイケル・ファスベンダー
「プロメテウス」に続き、リドリー・スコット監督と「悪の法則」(11月15日公開)で再度コンビを組むマイケル・ファスベンダーは、いまや国際的に大忙しの売れっ子になった。
『この映画とスティーヴ・マックィーン監督の「12イヤーズ・ア・スレーブ」の間はとても短期間で、一週間半くらいしか空いていなかった。だから「12…」を終えてすぐに本作の撮影に入るしかなかったんだ』
と振り返るファスベンダーだが、もちろんスコット監督との再会はうれしかったよう。
『リドリーが「すごい脚本があるんだけど、夕食をして話をしないか」と誘ってくれて台本をもらい、「どう思う?」と聞かれ、「いいね、やろう」と答えたんだ。キャストの顔ぶれも素晴らしいけど、僕はブラッド(ピット)とまた共演できてうれしかった。「イングロリアス・バスターズ」では一緒の場面はあまり多くなかったが、「12…」でも共演したし、この映画では9ページもあるシーンをやった。これは主にブラッド中心のシーンだけど、素晴らしかったと思う。こんな仕事ができる僕は本当に恵まれていると思ったよ』
俳優として仕事に恵まれる夢がかなったことを喜ぶファスベンダーが、今回演じるのは麻薬取引に手を出して泥沼にはまっていく“カウンセラー”と呼ばれる弁護士。
『カウンセラーと呼ばれるくせに、彼の方が周囲に助言をもらっているみたいな状況が面白いね。彼の悪いところは自分を過大評価しているところ。その傲慢さゆえに高い代償を払うことになるんだけどね。コーマック(マッカーシー)の脚本は荒々しくて美しい。リドリーは“粗野で残忍”と表現しているね。それと同時に多少のユーモアもある。これほど残忍で強烈なものを扱うときは、ユーモアがあるべきだ。笑いを入れたほうがショッキングなものを観客に受け入れてもらうのに効果的だ。僕はどんな映画でも、ちょっとした面白い瞬間を入れようと思っているんだ』
(続きはSCREEN12月号で御覧下さい)
photo by Alex Kazanegras
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