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Interview

「人生の特等席」のクリント・イーストウッド

明日誰かが良い脚本を持ってきたらまた俳優をやるかもしれないよ

 近年は監督業がメーンで、出演作も自分の監督作ばかりだったクリント・イーストウッドが、19年ぶりに他人の監督作に出ることが話題を呼んでいる「人生の特等席」。しかし今回の監督は“他人”ではなく愛弟子ロバート・ロレンツなのだから、この特例もむべなるかなといったところ。

『ロバートは私と組んでもう十数年になる頭のいい奴だ。ずっと監督をしたかったんだろうね。相談されたのは数年前のことで、彼からこの脚本を見せられた時、「これは彼が監督するのにぴったりの素材だ」と感じたんだ。演技だけの映画はもう20年近くやってこなかったが、ロバートの監督デビューのことは何年も話し合っていて疑う余地もなかったしね。実際彼はうまくやっただろう? これを機に俳優業に戻るかはまだわからないが、明日誰かが良い脚本を持ってきたら、その気になるかもしれないね。それに監督業の方が製作すべてのプロセスに関われるから、自分としては監督する方が向いているね』

 ベテランの大リーグ・スカウトマン、ガスを演じるイーストウッドはいぶし銀のような味わいを見せてくれる。

『ガスと娘ミッキーの関係に興味を持ったね。スカウトは球団にも選手にも大きな責任を持つきつい職業だが、彼は視力も衰えてきて、仕事に支障も出てきているのに、誰にも言おうとしない頑固者なんだ。娘は野球に詳しいが、別の世界で成功を掴もうとしている彼女がこの世界に来ることをガスはあまり好ましく思わない。でもどんなに気が乗らなくても、人間はいつか他人の助けを求めることを学ばなくてはいけないのが現実だ。誰かを受け入れることで意外に強くなることもできる。どんなに関係がぎこちない家族でも繋がりあう絆があるものだ。ただその隙間を埋めるとっかかりをうまく見つけなくてはならないがね』

(続きはSCREEN12月号をご覧下さい)

PROFILE
[出生地]サンフランシスコ生れ
[生年月日]1930年5月31日

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