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Interview

『危険なメソッド』のキーラ・ナイトリー

脚本を読んだときに『素晴らしいけどこれは本当に難しい。どうしよう?』と思ったの

いつもの美しく可憐なキーラ・ナイトリーを見慣れている人は、今度の作品に度肝を抜かれるに違いない。新作『危険なメソッド』で彼女が演じているのは、精神分析の父として有名なユングとフロイトの研究に大きな影響を与えた実在の女性、ザビーナ。精神に深い闇を抱え、マゾヒスティックな性癖を持つという異色のヒロインだ。

『私が演じるザビーナは自分のことを悪魔だと思っているの。下品で、不潔で、堕落していると。そしてヒステリーと診断されて、ユングの“談話療法”と呼ばれる理論を使った初めての患者になる。でも彼女はユングの興味を強く引きつけ、彼の平静さを失わせてしまうことになるのよ』

 ザビーナはユングの愛人となり、倒錯的な快楽に溺れていく。大胆なセックス・シーンや顔面が崩れるような絶叫シーンもあるが、演じるキーラにまったく躊躇はない。

『脚本を読んだときに「素晴らしいけどこれは本当に難しい。どうしよう?」と思ったの。でもデーヴィッド・クローネンバーグ監督は「君ならできると信じている」と言ってくれた。だから「OK!」という気になるし、なんとかやれてしまうの。そうした厳しさと難しさが、生きている実感をくれた気がしたわ』

 ユング役にはマイケル・ファスベンダー、フロイト役にはヴィゴー・モーテンセン。

『ヴィゴーがフロイトを演じると聞いて興奮したわ。最高の俳優だもの。あるシーンで共演したとき「どんな本を読んだの?」と聞いたら、彼はフロイトの書いた本の完全なリストをくれたの。そういうリサーチをする人が大好きだし、発見したことを聞くのも喜びだった。私も元々の舞台劇の原作を読んだのだけどほとんど理解できなかった。すべてが心理分析の会話だったし、私のまったく知らない世界だったから!』

(SCREEN11月号より)

PROFILE
[出生地]イギリス、ロンドン生れ
[生年月日]1985年3月26日

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