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Interview

「ドラゴン・タトゥーの女」のダニエル・クレーグ

影響を受けたくなかったのでオリジナル版は見なかった

「ドラゴン・タトゥーの女」ではスウェーデンの記者という役を演じ、スカーレット・ヨハンスンからナタリー・ポートマンまでが欲しがったリスベット役を獲得したルーニー・マーラと絶好のタイミングが活きている面白い関係の展開を見せてくれる。

『原作は出版されてすぐに読んで、大ファンになり、さてスウェーデンの映画版を見ようと手元において、それを見ないままにハリウッド版リメークのオファーが舞い込んでね。ただちにオリジナルのDVDを始末し、絶対に見ないようにした。妙な影響を受けたり、感化されたくなかったから。役作りはあくまでも原作のキャラクターからイメージしたんだよ。ジャーナリストの友人は大勢いて、みんな勇ましくも大胆に仕事を続けている。社会はもっと公正で的確に報道する記者を求めていると思う。戦地に赴く記者も、政治経済の内部事情を調査して書いていくのも僕にとっては同じように英雄的な行為だと思っている。僕など、とてもとても臆病で、へこたれるばかりの、英雄とは程遠いダメ男だからね。タブロイドの記者だって生活をかけて稼いでいるわけで、それはそれで重要な存在だと思う。パパラッツィはどうも苦手だが、そういうビジネスも理解することはできますよ』

 濃い色のスーツに白いシャツと相変わらず、フォーマルでさわやかなスタイルを好むクレーグである。

『監督のデーヴィッド・フィンチャーの熱狂的ファンだったから、いつか一緒に仕事が出来たらと望んでいた。彼と働けるばかりか、世界的スケールの大作で本場のスウェーデンで撮影という意欲的な企画に少しばかりたじろいだが、さすが良い映画を作り続けているだけあってユニークな才能にあふれていながらも、出演者たちへの思いやりも厚い、優しい人間だと発見した。テイクが多いことは聞いていたが、良いシーンを作るのなら、50テイクも辞さない。なるほど納得のいくまでテイクを要求するが、自分が欲しい場面を妥協せずに執念で創作していく姿勢に、僕は自分でも驚くほどに共鳴してしまった』

(続きはSCREEN3月号でご覧下さい)
Text by Yoko Narita

PROFILE
[出生地]イギリスのチェスター生れ
[生年月日]1968年3月2日

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