昨秋公開された「三銃士／王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」で悪役を楽しげに演じたオーランド・ブルーム。愛妻ミランダ・カーとの間に誕生した息子と過ごす時間が何よりうれしいと、すっかり良きパパになったオーリの主演最新作「グッド・ドクター」が新春の日本に上陸する。

『僕が演じるのはマーチンというアメリカに住んでいる英国人の医者で、周囲から尊敬されることを何よりも望んでいるんだ。良い医者（グッド・ドクター）になろうとしているんだけど、どこか間違った願望に基づいている。そんな彼がある若い女性患者に恋をして、常識では考えられないような行為に出てしまう、というストーリーだ』

　と、この映画の内容と役柄を語ってくれるオーリ。

『マーチンはその患者ダイアンが、自分に尊敬の念を抱いてくれているのを知って、彼女に好意を持ったことから、一線を越えて信じられないような悪い事にも手を染めてしまう。それが雪だるま式に次から次へとサスペンスを生むんだ。観客はそれでもマーチンを応援したくなってしまうはず。それに恐怖やスリルを味わい、楽しんでくれるだろう』

　役作りについてもこんな裏話を披露。

『ロサンジェルスの病院で、実際に手術が行なわれるところを見学したんだけど、素早い処置で、確かに一つの命を救う外科医はまるでロックスターとか、誰もが憧れるヒーローみたいに見えたんだ。そして内科医の方はまるで探偵のようだった。患者の症状の幾つかを見て、どうやって治療していくかをパズルのように組み立てていくんだ。僕は最初外科医の練習をしたんだけれど、途中で内科医の練習も必要だと感じた。両方やることで、とても役に立ったよ』

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