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Interview

「ブラック・スワン」のナタリー・ポートマン

ボディーシェープや体力作りだけでなく、友だちとの付き合いもシャットアウトしたの

痛々しいほどにヒタムキな役作りの成果が見事に実って、堂々のアカデミー主演女優賞 を果たしたナタリー・ポートマンは「ブラック・スワン」の経験を思い出すのも苦しい、という表情で語ってくれた。

『私自身もけっこう変人のタイプだけれど、このニナは強迫観念と不安と焦燥感で幻覚を見てしまう。コントロール狂の母親の存在も異常性に影響しているし、鏡の中の自分を見ているうちに、超現実的な妄想を描いてしまう経験は誰にでもあるはずだけれど、ニナの想像力は妖しく危険な方向へばかり発展していくでしょう。
まずバレリーナとして恥ずかしくないように一年前からトレーニングを始めて、毎日、3時間のバレエのレッスン、1時間ちょっとの水泳、2時間の筋肉トレーニングを続け、ものすごく苛酷なスーパーダイエットをして、ニナの孤独を体感するため友だちとの付き合いもシャットアウトし、ケイタイも消して、修道尼の生活を励行し、さらに撮影2カ月前には、その日程に3時間の振り付けを加えて、もう肉体的な限界に挑戦したの。
小さい時にバレエを習っていたのは多少の助けになったけれど、28歳の身体になるともうほとんどの動きをなくしているし、水泳は体の形を整えるため、その上ミラ・クニスとは女優仲間でとても親しい間柄だったのだけど、彼女との憎悪のライバル意識を生み出すために、距離を置いて嫌いになる努力もしたのよ。監督も私たちの仲を悪くするために、妙な工作をして、それは不安がたぎる撮影現場だった。
ホンモノのバレリーナたちはみんな少女のような身体で、舞台ではこの世のものとは思えないほど美しいけれど、バレエ劇はほとんど男性が創作し、舞台監督も男性ばかりと、男性が創り上げた女性の芸術で、ちょっと考えさせられたわね』

(続きはSCREEN5月号でご覧下さい)
Text by 成田陽子

PROFILE
[出生地]イスラエルのエルサレム生れ
[生年月日]1981年6月9日

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