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Interview

「シングルマン」のコリン・ファース

トム・フォードの説得力は強引だけどエレガントなんだ

今年の9月10日で50歳になったコリン・ファースはナイジェリアに生まれ、次はアメリカのセントルイスで十代を過ごしたというものの生粋の英国人。両親共に教育者のインテリ家庭に育った“硬さ”が個性(?)になって「ブリジット・ジョーンズの日記」の両家の息子役などを得意としてきた。この「シングルマン」でも硬派の教授のゲイの悲劇を静かに、荘厳に演じ上げ、アカデミー主演男優賞候補になっている。

『トム・フォードが一流のデザイナーだということは知っていたが、突然、彼からEメールが届いた。誰が僕のアドレスをあげたのかちょっと疑問も湧いたが、非常に優雅な文で彼の感性がいたく伝わってくる内容でね。僕はその熱情に強く魅かれ、返事をすると、次は強引に会ってくれとせがまれてね。強引なのだがエレガントな迫力があるもので、今まで映画を作ったことがないが、ぜひ、挑戦してみたい、あなたにうってつけの役だからと説得力も凄くて、僕は彼の包み込むパワーにすっかり溶けてしまった。
脚本はシンプルなストーリーを書いてあるだけで、細かい動作や表情は全くなく、リハーサルさえなくてね。実に経済的な進行で、言葉での説明はまずなく、セットの雰囲気に僕は徐々に役の男に入っていくという不思議な状況だった。彼はたとえば、鉛筆削り器のアップからカメラを流して男の表情をアップに映す、といった小手先のテクニックをいっさい使わず、ストレートに僕の動きを撮っていく。土曜日にロサンジェルスに着き、日曜から撮影が始まり、5週間で撮り終えるというスピード進行だったが、トム独特のエレガントなペースで急いでいる感じがまったくないままに、僕はすっかり役になっている自分を発見したね』

(続きはSCREEN11月号をご覧下さい)

PROFILE
[出生地]イギリスのハンプシャー州グレーショット生れ
[生年月日]1960年9月10日

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