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Interview

ゲーリー・オールドマン Gary Oldman

クリエイティブな社会が臆病なのは悲しいね

黒革のジャケット、しゃれたメガネとヒゲとストレートな髪型のゲーリー・オールドマンは52歳とはとても見えない若さとアーティスト特有の落着きのなさを漂わせている。
『脚本を読んだ時、オールド・ファッションの物語だと思った。西部劇の一種で、小さな町に流れ者がやってきて、地元の人たちとケンカが起こり、保安官が彼のあとを追うといった典型的なドラマにそっくりだとね。
僕が演じているカーネギーは悪い奴だが、多少の頭は持っているから、本の重要性を理解し、混乱の世の中を治めようと考えている。キューバのカストロのようにね。本が共同体に一種のルールを作り、人々がそれに従うと思うカーネギーは同時に信仰を持つ人々をうらやんでいる。信仰というのは、見えないし、触われないものだが、いったん信仰を持ってしまうとまず不動の存在になるからね。彼はイーライのような男を利用して、自らの安泰を作りたいのだ。脚本の初段階ではカーネギーはもっと宗教的な存在だったが、現代の宗教と政治が妙に発達した社会で、誰も批判しないような存在にするのが難しいとみて、変えたにちがいない。今は白黒をはっきりつけず、全てをベージュ色に描くのが妥当とされている。クリエイティブな社会がかなり臆病になった悲しい現状だ。
僕には三人の子供がいるが、本を与えようとしても、コンピューターに夢中で、拒絶されるばかり。僕が子供の頃に本から得た知識やイマジネーションなどちっとも理解しようとしない。これは発達と取るか、歪みと取るかは分からないが、僕の味わった豊かな経験を与えることが出来ないのは哀しいね』(続きはSCREEN7月号でご覧下さい)
Text by 小野亜優

PROFILE
[出生地]イギリスのロンドン生れ
[生年月日]1958年3月21日

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