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Interview

デンゼル・ワシントン Denzel Washington in“The Book of Eli”

人間の弱さがみごとに描かれた物語なんだ

黒いスーツの下に同色のTシャツとスマートなスタイルで現われたデンゼル・ワシントン。
『息子(ジョン・デーヴィッド)がぜひこの役を演じてくれと言って「ザ・ウォーカー」の脚本を情熱的に勧めてきてね。彼は「トレーニング デイ」と「アメリカン・ギャングスター」も勧めたから、これで三打席三ヒットになるだろう。非常に映画的感覚にすぐれ、かつプロフットボールもまだ試みている。一応プロデューサーの肩書きを提供したが、給料はゼロ。現場の経験が教育代だと言ってね。
私が演じるイーライは暴力的な男だが、どこかにスピリチュアルなものを持っている。ここに出てくる本は、私が言うと変に聞こえるかもしれないが、銃と同じ存在なのだと思う。テーブルの上に置いてあれば、両方とも誰も傷つけず、役にも立たないが、それを取り上げて使えば、強力なパワーを持つ。特に本の言葉はイーライの耳の中で響き、彼を旅へと導いていく。イーライが暴力的になると、無垢な少女が現われ、彼に人間性を取り戻させる。人間の弱さが巧みに描かれていると思ったね。私は毎日、一章ずつ聖書を読む習慣をかなり長く続けている。もう既に読み返して三度目なのだよ。聖書を学ぶための本でもあるので章の初めに地理や物語の背景の説明があって、とても役に立つ。当時ローマでは何が起こり、シーザーがどんな行動を起こしたとか、興味深い説明が面白い。
撮影中のハプニングだが、イーライが男の手を切ったシーンで突然トンネルの前を風が吹き、砂が我々の体に当たり、風はピューっとトンネルの中に入っていってね。ちょっとしたスピリチュアルな現象だった』(続きはSCREEN7月号でご覧下さい)
Text by 小野亜優

PROFILE
[出生地]ニューヨーク州マウント・バーノン生れ
[生年月日]1954年12月28日

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