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Interview

ジェームズ・キャメロン James Francis Cameron「アバター」

観客がこの映画を楽しみ、環境保護についてのメッセージを受けとめてくれればうれしい

 14歳の時にスタンリー・クーブリックの「2001年宇宙の旅」を10回見に行った、となつかしそうな表情を浮かべるジェームズ・キャメロンは、一旦、話を始めると怒涛の如くに言いたいこと、知識が出てきて、止まることを知らない。
『ナヴィ族をネイティヴ・アメリカンと捉える人が多いが、僕らは周到なリサーチをし、髪型、顔のペイント、武器、道具、什器などを探して、世界中の原住民を探し、インドネシアの言語にポリネシアの文化、ネイティヴ・アメリカンからニュージーランドのマオリ族の習慣、ほら、戦いの前に頭をくっつけて息を吸う仕種はマオリの別れ、またはあいさつで“ハンギ”と呼ばれるんだが、そういう生活の習慣をまとめて創り上げたんだ。自然を崇拝する考えはアマゾン原住民をベースにしてね。僕は水中撮影の経験が豊かだから、25年前のサンゴ礁が今、ひどい状態になっている自然の崩壊を目の当たりにし、この映画に自然の尊さを含み、単なるSF映画の現代人の武器と原住民のバトルなどという、シンプルなストーリーを避けたつもりだ』
『この作品がピクサーの作るような、俳優が2、3日スタジオに現われ、ちょっとした動作を見せ、声の録音をするだけであとはCGIで完成させると思われては困る。出演者たちは最低6か月間、動きのトレーニングから、体中にセンサーをつけてのボディー・パフォーマンスをし、次にテクノロジーでナヴィ族が徐々に出来上がり、そして耳と尻尾の動きを研究して加える。犬や猫を飼っている人ならよく知っているだろうが、ナヴィも耳と尻尾を動かしての感情表現を豊かにしてね。実はセックスの場面も撮ったんだが、カットしてしまった。ディレクターズ・ヴァージョンに入れるかって? さあ、それは楽しみにしていてくれたまえ』
(以下、SCREEN6月号をご覧下さい)
Text by 小野亜優

PROFILE
[出生地]カナダのオンタリオ州カプスカシング生まれ
[生年月日]1954年8月16日

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