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Interview

ジョニー・デップ Johnny Depp「アリス・イン・ワンダーランド」

僕はこのクレイジーな男のイメージを浮かべて、水彩画にして描いてみた。

 ベージュの変形ベレー帽、濃茶のレザージャケット、黒眼鏡にチョビヒゲ、耳の前に人房の髪が左右に垂れて揺れている──という変装みたいなスタイルで現われたジョニー・デップは、軽いノリで「アリス・イン・ワンダーランド」の役作りについて話してくれる。
『昔の帽子職人は、帽子を張り合わせるのに大量の糊を作り、この糊には水銀が含まれていて、この毒素が徐々に脳にしみこんで頭をおかしくすると聞いた。だからマッドハッターが存在するわけ。そういういきさつを知って、僕はこのクレイジーな男のイメージを浮かべて、水彩画にして描いてみた。赤い髪、左右が違った目の色、けばけばしい服に大きな帽子は宣伝のためにも必要とね。そしてこれらの絵をティム(バートン監督)に見せたら彼もほとんど同じ図案を描いていて、お互いに笑ってしまった。ともかくマッドハッターは水銀に毒されて、集中力がなく、突発的な動作をし、前後脈絡のない話をする、今で言うハイパーな問題児のような状態の男として演じてみた。ティムとはじめて会ったのはコーヒー・ショップで、ここで二人でイヤというほどコーヒーを飲みまくったのが、懐かしい思い出だ。「シザーハンズ」の役だったが、無名の僕を推してくれてね。以来、彼の姿勢も僕との関係も全く変っていない。20年前と全く同じで、相変わらず不思議なアイデアにとりつかれ、奇人変人のスタンスを保っている。現場では以心伝心で彼が気に入ったか、キライか、すぐに分かるし、たまにケンかもするが、あくまでもごっこの一種で本気になっての口論なんて一度もないね』
(続きはSCREEN5月号をご覧下さい)
Text by 小野亜優

PROFILE
[出生地]ケンタッキー州オーウェンズボロ生まれ
[生年月日]1963年6月9日

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