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Interview

ジョージ・クルーニー George Clooney「マイレージ、マイライフ」

現実のロマンスはうまくいっているけど、ロマコメにはしばらく出たくないね

 白っぽいコットンのシャツというカジュアルな服で会見に現われたジョージ・クルーニーは、右手を肩からスリングで吊っている。
『6週間前にころんで右手首を痛めて、今はほとんど治っているのだが、誰もが握手をしようと僕の手を乱暴に触るから、ノータッチのためにスリングをしているだけ。しかしハンディキャップの人間を見るとみんな、ものすごく親切になると発見したね』
 ムフフとほくそ笑むクルーニーは真底イタズラ好き人間なのである。
『たまったマイレージは父に贈呈している。最初に脚本を読んだ時は、よく分からないストーリーだと思ったが、イタリアの家まで押しかけてきたジェースン(ライトマン監督)に僕をイメージして書いたと三日三晩、熱心に説得され、当時の彼はやっと「JUNO」を終えた時で、その熱意にほだされてね。彼は非常にマジメな男で、ラヴシーンに裸を見せるなんてとんでもない、というほどなんだよ。いざ、リハーサルになって新人のアナ(ケンドリック)がものすごく固くなっていたので、色々と励ましてあげて、後で仕上げを見たら僕とのからみのシーン全てで僕を食っている名演技を見せているじゃないか! あいつツメを隠していたのだナ、と舌を巻いてしまった』

PROFILE
[出生地]ケンタッキー州レキシントン生まれ
[生年月日]1961年5月6日

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