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Interview

ピーター・ジャクスン監督 / Peter Jackson「ラブリーボーン」

シアーシャなしではこの映画は作れなかった

以前は「ロード・オブ・ザ・リング」のホビットさながらに小太りで、どこにでもハダシで現われたピーター・ジャクスンは、すっかりスリムになって、おしゃれな黒のシャツにしっかり革靴をはいて会見に顔を出した。『あまりにも有名な小説の映画化なので、原作の愛読者に受け入れられようなどとは考えず、あくまでパートナーのフラン(ウォルシュ)とフィリッパ(ボーエン)と僕の三人の感性とイマジネーションを使ってまとめた。ローマを訪れた人が、20枚の写真を撮ると、それぞれが異なったアングルなり、場所になるように、全員一致の映画化は不可能だし、原作のプロットを全て収めたら6時間の映画になってしまう。今までのスケールの大きい映画とはちがって、一場面に出てくる人間がたった一人とか数人の場合が多く、私にとっては新しい挑戦だった。誰かが私の初期の頃の「乙女の祈り」(94)に似ているといっていたが、それはティーンエイジの女の子が主人公であることと殺人がテーマというぐらいしか共通点はなく、私としては全く異なる映画だと思う。シアーシャ・ローナンのオーディションは何十人の中でも際立っていた。みんな優秀だったが、どこか人工的で、シアーシャは現実的にして、感情の流れの演技は私たちの胸を打ってね。知っているかい? シアーシャは演劇学校など行かないで、全て自分の考えと創作で役作りしていることを。そして自然のままのイキイキとした若さを放って、彼女なしにはこの映画は作れなかったといえる』(以下本誌3月号で)

TEXT・小野亜優 Photo by Alex Kazanegras

PROFILE
[出生地]ニュージーランド、プケルア・ベイ出身。
[生年月日]1961年10月31日

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