メキシコからアメリカへの密入国者たちに銃弾が襲いかかる。狙撃者の意図は何か。「ゼロ・グラビティ」で父アルフォンソー・クアロンと共同脚本を書いたホナス・クアロンが脚本・製作・編集を兼ね長編映画監督デビューを飾ったサバイバル・アクション。主演は「NO」のガエル・ガルシア・ベルナルで製作総指揮も兼ねている。共演は「悪党に粛清を」のジェフリー・ディーン・モーガン、メキシコ女優アロンドラ・イダルゴら。アメリカに住んでいたモイセス（ベルナル）は不当に国外退去させられ、残してきた息子に会うためアメリカへ不法入国しようとしていた。だが乗っていたトラックが故障、彼を含む15人の不法移民たちは二人の案内人に連れられ徒歩での越境を試みる。国境を越え、都市部へ向かう一行。二つのグループに分かれてしまうが、先行する12人のグループに銃弾が襲いかかる。次々と倒れていく移民たち。結局、全員が銃の餌食になった。撃ったのは付近でウサギ狩りをしていた男サム（モーガン）。残ったモイセスら5人は何とか逃れようとするが、サムの追跡は執拗だった。