自らの販売した粉ミルクで乳幼児が死亡したことを知ったセールスマンが自分の勤める企業を告発した実話に基づくドラマ。前作「鉄くず拾いの物語」でベルリン国際映画祭三冠に輝いたダニス・タノヴィッチ監督作。 主演はインドの人気スター、イムラン・ハシュミ。インド女優のギータンジャリ、アディル・フセイン、マリアム・ダヴォーらの共演。パキスタンで製薬会社に勤めていたアヤン（ハシュミ）は妻ザイナブ（ギータンジャリ）の見つけてきた多国籍企業のセールスマン募集に応募し、採用された。仕事は粉ミルクの販売で、上司（フセイン）の指示で医師に金品を贈り推薦してもらうのだ。仕事が向いていたのか彼は優秀な成績を上げるが、知り合いになっていた医師ファイズから驚愕の事実を知らされる。貧困層が非衛生な水で作ったミルクのせいで乳幼児が病気になり、死んだ子もいるというのだ。