「エッセンシャル・キリング」のイエジー・スコリモフスキー監督が、ある一日の午後5時から5時11分までを切り取り、様々な登場人物の日常が突如変貌してしまう様をリアルタイム形式で描く群像サスペンス。顔に殴られた跡が残るヘルマン(メツファルトフスキー)はベッドから起き上がり、慌てて家を出る。午後5時の時計台の鐘が鳴っている。彼の妻で女優のアニャ(パウリナ)はその頃、ホテルの一室で映画監督の面接を受けている。アニャと飲んだシャンパンに夜まで寝るつもりで睡眠薬を入れたことを伝えようと、ヘルマンは携帯で妻に電話するが応答なし。ホテルに着いたヘルマンはエレベーターで11階の面接部屋に向かう。その時、ホテル前では屋台の主人がパンクヘアの少女にホットドッグを売り、ホテルの別室では登山家の男女がポルノ映画を鑑賞し、バイク便の男が仕事の合間に配達先の人妻とドラッグと情事に耽り、女性救命隊員がアパートに駆け付け患者を搬送しようとしていた。
スタッフ・キャスト
[監督]イエジー・スコリモフスキー
[出演]ヴォイチェフ・メツファルトフスキー、パウリナ・ハプコ
上映時間:1時間21分
配給:2015年ポーランド=アイルランド映画/コピアポア・フィルム配給
公開日:8月20日公開 ©2015 Skopia Film, Element Pictures, HBO, Orange Polska S.A., TVP S.A., Tumult
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