超絶的な速弾きと類まれなテクニックでフラメンコに革命をもたらし、世界の音楽ファンを魅了した天才ギタリスト、パコ・デ・ルシア。2014年に66歳で他界した彼の栄光の奇跡とその裏側に秘められた苦悩を描く音楽ドキュメント。監督はパコの実の息子クーロ・サンチェス。1947年、アンダルシアで生まれたパコ。20歳でギタリストとしてデビューした後、“二筋の川”がフラメンコとしては異例の大ヒット。これを機にフラメンコを伝統音楽から世界的芸術へと拡大させていったパコは、ジョン・マクラフリン、アル・ディ・メオラらと共演し、“スーパー・ギター・トリオ”の愛称で世界中で人気を博するようになる。そんなパコの魅力を語るのは、カルロス・サンタナ、チック・コリアらロック＆ジャズ界のレジェンドや、ラテンポップス界のスーパースター、アレハンドロ・サンス、俳優としても有名なルーベン・ブラデスら。