ブラジルの伝説的サッカー選手ペレのサクセス・ストーリーを、少年時代から58年のワールドカップまでに焦点を当て描くジェフ・ジンバリスト＆マイケル・ジンバリスト監督作。出演は新人ケヴィン・デ・パウラのほかヴィンセント・ドノフリオら。1950年自国開催でのＷ杯でブラジルは決勝に敗れ、スラム街で暮らすサッカー少年ペレは父に『いつか僕がブラジルを優勝させる』と誓う。彼の卓越した才能はスカウトマンの目に留まった。友人の事故死でサッカーから距離を置いていた16歳のペレ（パウラ）は、父に習ったリフティング技術を磨いていた。プロ行きに反対していた母もようやく認めてくれ、徐々に実力を示していく。ユースチーム、そしてプロチームに駆け上がったペレは、フェオラ監督（ドノフリオ）率いる58年W杯のブラジル代表に最年少で選ばれる。