世界中で愛されるルイス・キャロル原作の『ふしぎの国のアリス』を実写映画化した「アリス・イン・ワンダーランド」の大ヒットから６年。同じスタッフ、キャストが再集合して待望の続編がいよいよ完成した。主人公アリスは、亡き父の後を継ぎ若き女性船長となって、大海原で活躍していたが、ある時、再び鏡を通ってワンダーランドに舞い戻ることになる。懐かしい住人たちとの再会を喜ぶアリスだが、そこでは親友のマッドハッターが悲しい過去に心を奪われ、本来の陽気さを失い抜け殻のような状態になっていた。そんな彼を救うために、アリスは時間の番人＜タイム＞と対面。その出会いはあの赤の女王と白の女王の因縁の過去にまでさかのぼり運命との“果てしない闘い”と化していく……前作の監督ティム・バートンは、製作に回り、「ザ・マペッツ」のジェームズ・ボビンがメガホンを取るこの作品に、マッドハッター役のジョニー・デップはじめ、アリス役のミア・ワシコースカ、白の女王役のアン・ハサウェー、赤の女王役ヘレナ・ボナム・カーターらが再集合。新たな出演者として、タイム役を「ヒューゴの不思議な発明」のサシャ・バロン・コーエンが演じる。他にも「ホビット」シリーズのリチャード・アーミティッジ、「００７ スペクター」のアンドルー・スコットらが新登場。また前作で芋虫から美しい蝶へと姿を変えたアブソレムの声を、先日亡くなった「ハリー・ポッター」シリーズのアラン・リックマンが再演しており、遺作となったこの映画はリックマンに捧げられている。