芸術を愛したバイエルン王国の若き君主の生涯を描くルキノ・ヴィスコンティ監督作。出演はヘルムート・ベルガーはじめ、ロミー・シュナイダー、トレヴァー・ハワード、シルヴァーナ・マンガノら。デジタル修復版でのリバイバル。初公開時題名「ルードウィヒ/神々の黄昏」。1864年、急逝した父王の後を継ぎ、19歳でバイエルン国王となったルートヴィヒ二世(ベルガー)。純粋で繊細な心を持つ美貌の国王は、即位して間もなくオーストリア皇后で従姉のエリザベート(ロミー)の知的な魅力に惹かれていく。彼はまた世評のよくない作曲家リヒャルト・ワーグナー(ハワード)にも心酔し、世間の批判も顧みず、彼の新作上演にパトロンとして巨額の資金提供をしていた。ルートヴィヒの自己逃避的な傾向を見抜いたエリザベートは、君主としての宿命に耐えるよう諭し、彼女の妹ソフィーとの結婚を勧める。
スタッフ・キャスト
[監督]ルキノ・ヴィスコンティ
[出演]ヘルムート・ベルガー、ロミー・シュナイダー
上映時間:3時間57分
配給:1972年伊=仏=独映画/クレストインターナショナル配給
公開日:5月14日公開
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