イタリアの巨匠エルマンノ・オルミ監督の代表作のリバイバル。78年のカンヌ映画祭パルム・ドール受賞。19世紀末の貧しい農夫たちの暮しを描き、リアリズム描写のため出演者は全員素人で統一されている。北イタリアの地方農村ベルガモの農場に住みこんでいる農夫の一人バティスティ(オルナギ)は神父の勧めで息子ミネク(ブリニューリ)を小学校に入れた。農家の子が学校に通うのは彼らの身分からして異例のことだった。洗濯女をしながら6人の子供を育てるルンク未亡人のアンセルモ家、娘マッダレーナに結婚相手が出来て喜ぶブレナー家、父親と子供たちが喧嘩ばかりしているフィルナルド家。営々とつましい日々を送る人々にも様々な出来事が起きる。そんなある時、ミネクが一足しかない木靴を割って家に帰ってきた。バティスティは夜間にポプラの木を切って息子のために新しい靴を作ってやるが、地主のものである木をかってに切った咎で一家は農場を追われることになってしまう。
スタッフ・キャスト
[監督]エルマンノ・オルミ
[出演]ルイジ・オルナギ、オマール・ブリニューリ
上映時間:3時間7分
配給:1978年イタリア映画/ザジフィルムズ配給
公開日:3月26日公開 ?1978 RAI-ITALNOLEGGIO CINEMATOGRAFICO-ISTITUTOLUCE Rome Italy
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