2010年に初放映されて以来、イギリス、アメリカ、そして日本をはじめ世界中で大ブームを巻き起こしているＢＢＣのミステリー・ドラマ「SHERLOCK／シャーロック」。これまでに３シーズン全９話が放映され、英国アカデミー賞で12部門、エミー賞で７部門の栄冠に輝き、人気だけでなくクオリティーの高さも証明済みだ。
　19世紀末に、作家コナン・ドイルが創造した天才名探偵シャーロック・ホームズと相棒ジョン・ワトソン。これまで何度となく映像化されてきた物語だが、そんな彼らが現代に生きていたならば？という新しい視点で描かれたＴＶシリーズを製作したのは、「ドクター・フー」のクリエーターとしても知られるスティーヴン・モファットとマーク・ゲーティス。二人はかねてから念願だった、“オリジナルの時代に彼らを戻した”作品を特別編として製作することに。それが今回の「SHERLOCK／シャーロック　忌まわしき花嫁」だ。本作は、英国において去る１月１日にＴＶ放映されたばかり。そして日本では特典映像を加えた形で劇場公開される。
　出演はＴＶシリーズと同じく、シャーロック役にベネディクト・カンバーバッチ、ジョン役にマーティン・フリーマン。スコットランドヤードの警部レストレード役にルパート・グレーヴズ、シャーロックの兄マイクロフト役にマーク・ゲーティス、シャーロックが住むアパートの大家ハドソン夫人役にユーナ・スタッブズ。他にメアリー役のアマンダ・アビントン、モリー役のルイーズ・ブリーリーらも引き続き登場。監督は英国ＴＶ界で活躍するダグラス・マッキノン。