オリンピック選手から空軍パイロットに、そして日本軍の捕虜となった実在人物ルイ・ザンペリーニの半生を描いた原作をアンジェリーナ・ジョリーが監督として映画化。出演はジャック・オコネル、MIYAVI、ドーナル・グリースンら。1936年のベルリン・オリンピックの5000メートルで驚異的なタイムを記録したルイ（オコネル）は、イタリア移民の子で故郷で一躍英雄となるが、第2次大戦が勃発し、空軍爆撃手となっていた。43年、ルイの搭乗する機がエンジントラブルで海に突っ込み、彼とキャプテン・フィル（グリースン）、マックの3名だけが生き残る。47日間の漂流生活。マックは途中で命尽きたが、ルイとフィルは結局、日本軍に捕らわれ、クェゼリン島で監禁される。日本軍は二人を引き離し、ルイは東京の大森捕虜収容所に送られた。そこで彼が出会ったのは、精神のバランスを欠いた残酷な性質の渡辺伍長（MIYAVI）だった。渡辺に目を付けられたルイは、いわれない苛酷な懲罰を受けることになる。