アウシュビッツ収容所の一人の収容者の二日間を描いたドラマ。ハンガリーの巨匠タル・ベーラのもとで助監督を務めていたネメシュ・ラースローの長編デビュー作。出演はルーリグ・ゲーザ、モルナール・レヴェンテら。2015年カンヌ映画祭グランプリ受賞作。1944年10月、ポーランドのアウシュビッツ=ビルケナウ収容所。毎日大勢のユダヤ人が移送されてきてはガス室に送り込まれている。その収容所で死体の処理などを手伝わされるゾンダーコマンドとして働いているハンガリー系ユダヤ人の囚人サウル(ルーリグ)は、ある日ガス室で生き残った少年がナチスの軍医に殺されるのを目撃した。その少年が自分の息子だと信じ込んだサウルは、何とか他の犠牲者のように火葬させず、ユダヤ教の聖職者ラビを見つけて埋葬してやろうと思い奔走する。
スタッフ・キャスト
[監督]ネメシュ・ラースロー
[出演]ルーリグ・ゲーザ、モルナール・レヴェンテ
上映時間:1時間47分
配給:2015年ハンガリー映画/ファインフィルムズ配給
公開日:1月23日公開 ©2015 Laokoon Filmgroup
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