世界最高齢の現役監督として活躍し、2015年4月に106歳で惜しくも他界したポルトガルの巨匠マノエル・ド・オリヴェイラが101歳の時に撮った作品。ある青年が死んだはずの美女の虜になっていく姿を描く。出演は監督の孫リカルド・トレパ、ピラール・ロペス・デ・アジャラほか。ドウロ川流域の小さな町。写真を趣味にする青年イザク(トレパ)は不在の写真家に代わって、富豪の執事から変わった依頼を受ける。それは富豪の若くして死んだ娘アンジェリカ(ピラール)の写真を撮ってほしいというものだった。執事に連れられ、館に赴いたイザク。案内された部屋には白い死に装束を着た美しい娘が青いソファに横たわっていた。イザクがファインダーを覗いた時、奇妙なことが起きた。死んでいるはずのアンジェリカが瞼を開いて彼に微笑みかけたのだ。驚きながらも撮影を早々に済ませて帰宅するイザク。翌朝、写真を現像すると三枚の写真のうち一枚に写るアンジェリカが再びイザクに向かって瞼を開く
スタッフ・キャスト
[監督]マノエル・ド・オリヴェイラ
[出演]リカルド・トレパ、ピラール・ロペス・デ・アジャラ
上映時間:1時間37分
配給:2010年ポルトガル=スペイン=仏=ブラジル映画/クレストインターナショナル配給
公開日:12月5日公開 ©Filmes Do Tejo ?, Eddie Saeta S.A., Les Films De l'Après-Midi, Mostra Internacional de Cinema 2010
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