カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞したアンドレイ・ズビャギンツェフ監督作品。アメリカで起きた土地再開発を巡る実話を基に、政治哲学書『リヴァイアサン』などから着想を得て、善なる市井の人々と土地買収を目論む行政の対立を描く。コーリャ(アレクセイ・セレブリャコフ)は息子ロマ、後妻リリア(エレナ・リャドワ)と田舎町で自動車修理工場を営んでいる。そんな彼の土地を市が収用しようとしているため、コーリャは友人の弁護士ディーマ(ウラジミール・ヴドヴィチェンコフ)をモスクワから呼び寄せ、市との訴訟に決着をつけようとする。裁判所はコーリャが要求した土地の買い上げ額よりかなり低い額を支持した。だがディーマは市長に彼の悪事の数々の証拠を叩きつけ、高額の金を出させることに成功する。ことの顛末をリリアに伝えたディーマだが二人は関係を持ってしまい、そのことを知ったコーリャは激昂して二人を殴りつける。
スタッフ・キャスト
[監督]アンドレイ・ズビャギンツェフ
[出演]アレクセイ・セレブリャコフ、エレナ・リャドワ
上映時間:2時間20分
配給:2014年ロシア映画/ビターズ・エンド配給
公開日:10月31日公開 ©2014 Pyramide / LM
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