「エージェント：ライアン」のキーラ・ナイトリーが歌手役に挑戦した音楽ドラマ。共演はマーク・ルファロー、人気ロックバンド“マルーン５”のアダム・レヴィーン、ヘーリー・スタインフェルド、ポール・ポッツら。監督・脚本は「ＯＮＣＥ ダブリンの街角で」のジョン・カーニー。90年代には敏腕音楽プロデューサーだったが、昔気質が災いして時代の流れに対応できず、自分がニューヨークで設立したレコード会社をクビになったダン（ルファロー）は、ふと入ったライブ・バーで一人の女性歌手の歌声に耳を奪われた。その女性グレタ（キーラ）は恋人デイヴ（レヴィーン）と音楽活動をしていたが、二人で作った曲が映画主題歌に抜擢されてデイヴがメジャー・デビュー。だが売れっ子になった彼が浮気したため、別れたところだったのだ。ダンはグレタの才能に惚れ込み、アルバムを作ろうと持ちかける。落ち込んでいたグレタも、初めて自分のために歌おうという気になり、レコーディングがスタートする。お金がないため、ニューヨークの街角でＰＣと編集ソフトを使っての録音。グレタの旧友スティーヴ（コーデン）も協力する。