70年代のニューヨークを舞台に、犯罪者の兄と警察官の弟の絆を描くクライム・サスペンス。クライヴ・オーウェン、ビリー・クラダップが兄弟役を演じ、マリオン・コティヤール、ゾーイ・サルダナ、ミラ・クニスらが共演。俳優としても活躍するギヨーム・カネの監督4作目で、初めて全編英語で製作した。1974年、ブルックリン。クリス（オーウェン）はかつて起こした殺人事件による服役を終え、7年ぶりに出所した。硬い表情で迎えにきたのは彼の弟、フランク（クラダップ）。真逆の性格の二人は生き方も全く異なり、兄とは正反対にフランクは優秀な警察官になっていた。出所後、兄の再出発を後押しするため、フランクはクリスを自分の家に引き取り、仕事を探し、クリスの別れた妻モニカ（マリオン）と子どもたちとの復縁を手助けする。しかし犯罪歴が暴かれたクリスは再就職先をクビになり、自暴自棄になってしまう。