「クラッシュ」のポール・ハギス監督（兼脚本）が、三つの都市の三組の傷ついた男女の姿を通して魂の真実を見つめた人間ドラマ。「96時間／リベンジ」のリーアム・ニースンの主演で、それにオリヴィア・ワイルド、エードリアン・ブロディー、ミラ・クニス、ジェームズ・フランコー、キム・ベーシンガーらが共演。デビュー作でピューリッツァー賞を受けた作家マイケル（ニースン）は新作のためにパリのホテルにこもっている。妻エレイン（キム）とは別居中で野心的な作家志望のアンナ（オリヴィア）が同じホテルに泊まって不倫中だ。ローマ。イタリア嫌いのいかがわしいアメリカ人ビジネスマン、スコット（ブロディー）は偶然入ったバーでロマ族の美しい女性モニカ（モラン・アティアス）と出会い、娘を取り戻すための金を盗まれたという彼女に同情し金額を用立てて彼女を助けようとする。ニューヨーク。元女優のジュリア（ミラ）は、六歳の息子をめぐって現代アーチストの元夫リック（フランコー）と親権を争っている。経済的に苦しい彼女はホテルの客室係として働くが、弁護士からは精神鑑定を受けるよう勧められている。