「ファミリー・ツリー」のアレグザンダー・ペーン監督が贈るおかしくて切ない人間ドラマ。カンヌ国際映画祭で主演のブルース・ダーンが最優秀男優賞を受賞しているほか、アカデミー賞でも作品賞ほか全６部門で候補に。共演はウィル・フォーテ、ジューン・スキッブ、ステーシー・キーチら。高速道路を歩いているところを警察に保護された父ウディ（ダーン）を迎えに行くデイビッド（フォーテ）。聞けばこのモンタナから遠くネブラスカまで行くつもりだったというウディは『賞金を受け取りに行くため』と100万ドルの懸賞金が当選したという手紙を取り出す。それは雑誌が使う古い手口のインチキだとデイビッドは説明するが、父は聞く耳を持たない。母ケイト（ジューン）もこれで二度目とあきれる。それでもまた出かけようとする父のため、デイビッドは二人でネブラスカのリンカーンまで車で行き、諦めさせようとする。